2026年9月6日放送のTBS系『情熱大陸』に、雪氷学者の杉山慎(すぎやま・しん)さんが出演します。
杉山慎さんは、北海道大学低温科学研究所の教授で、氷河や氷床について研究している世界的な研究者です。
ところが、その経歴をたどってみると、最初から氷河研究一筋だったわけではありません。
大阪大学大学院を修了後は民間企業に就職し、光ファイバーや光通信部品などの研究開発に従事。その後、青年海外協力隊としてアフリカ・ザンビアへ渡り、帰国後に北海道大学で氷河研究の道へ進んでいます。
では、なぜ会社員だった杉山慎さんは雪氷学者になったのでしょうか。
この記事では、杉山慎さんが氷河研究を始めたきっかけや異色の経歴、学歴、そして世界的な研究者として活躍する現在についてまとめます。
9月6日(日)よる11時10分放送
— 情熱大陸 (@jounetsu) September 5, 2026
MBS/TBS系 #情熱大陸
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雪氷学とは、雪や氷を専門とする学問だ。
抜きんでた氷河研究の功績が認められ、
国際学会の会長を務める杉山慎。
通算5回の南極、15年にわたる北極圏調査。
自らドリルを持ち汗だくになりながら… pic.twitter.com/plNffPVP9X
杉山慎はなぜ会社員から雪氷学者になった?
杉山慎さんが氷河研究の道へ進むきっかけの一つとなったのが、もともと好きだった「山登り」です。
杉山さんは大阪大学大学院を修了後、1993年に信越化学工業へ入社しました。
『情熱大陸』公式サイトによると、会社員時代には光ファイバーや光通信部品などの先端デバイス開発に携わっていたといいます。
現在の「雪氷学者」という肩書きから考えると、少し意外なスタートですよね。
一方で、杉山さんは会社員として働いていたころから山登りが好きでした。
北海道大学の過去のインタビューでは、会社員時代にもよく山へ出かけ、多いときには年間100日ほど山に入っていたこともあったと語っています。
『情熱大陸』公式サイトでは、山登りをきっかけに、それまでの物質研究の経験を生かせる氷河研究の道へ進んだと紹介されています。
好きだった山と、それまで培ってきた研究の経験。
一見すると別々に見えるものがつながり、現在の仕事へと発展していったのですね。
杉山慎の異色の経歴
杉山慎さんの経歴をたどってみると、現在の雪氷学者になるまでに、いくつもの大きな転機があったことが分かります。
信越化学工業で研究開発に携わる
杉山慎さんは1993年に大阪大学大学院基礎工学研究科の修士課程を修了しました。
その後、信越化学工業に入社。
北海道大学の資料では、1993年4月から1997年8月まで同社に勤務していたことが確認できます。
『情熱大陸』公式サイトによると、会社員時代には光ファイバーや光通信部品などの先端デバイス開発に携わっていました。
このころに培った物質研究の経験が、後に氷河研究の世界へ進む際にもつながっていきます。
青年海外協力隊としてザンビアへ
信越化学工業を退職した杉山慎さんは、その後、青年海外協力隊に参加しました。
派遣されたのは、アフリカ南部に位置するザンビア共和国です。
JICAの資料では、杉山さんが1997年度2次隊として参加し、理数科教師として活動していたことが確認できます。
また、北海道大学の資料には、ザンビア共和国のペンバ中高等学校へ派遣されたことも記されています。
企業で研究開発に携わった後、アフリカで理数科を教え、さらにその後は氷河研究者へ。
こうして経歴を並べてみると、杉山さんが一つの道だけを歩んできた研究者ではないことが分かりますね。
北海道大学で氷河研究の道へ
青年海外協力隊での活動を経て、杉山慎さんは北海道大学大学院地球環境科学研究科へ進みます。
2003年には博士(地球環境科学)の学位を取得しました。
その後、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)で研究員を務め、2005年から北海道大学低温科学研究所で勤務。
講師、准教授を経て、2017年に教授となりました。
さらに現在は、北海道大学北極域研究センター長も務めています。
杉山慎の学歴は?
杉山慎さんの主な学歴をまとめると、次のようになります。
・大阪大学 基礎工学部 卒業
・大阪大学大学院 基礎工学研究科 修士課程 修了
・北海道大学大学院 地球環境科学研究科 博士課程 修了
・博士(地球環境科学)取得
大阪大学で学び、民間企業や青年海外協力隊での経験を経て、北海道大学大学院で地球環境科学を学んでいます。
現在の氷河研究だけを見ると、最初からこの分野一筋だったようにも思えますが、実際には企業での研究開発や海外での教育活動など、さまざまな経験を経て現在の研究へとつながっています。
杉山慎はどれくらいすごい雪氷学者?
杉山慎さんは、氷河や氷床の研究で世界的に高く評価されている研究者です。
『情熱大陸』公式サイトでは「世界トップクラスの氷河研究者」と紹介されており、北極圏では15年にわたって現地調査を続けてきました。
特に、海や湖へ流れ込む氷河の先端部分などを直接観測する研究で高く評価されています。
さらに杉山さんは、国際雪氷学会(International Glaciological Society)の会長も務めています。
2025年には、欧州地球科学連合(EGU)の「Julia and Johannes Weertman Medal」を受賞しました。
北海道大学によると、この賞は雪氷寒冷圏科学の分野で卓越した貢献をした研究者に贈られるもので、杉山さんは欧米以外から初めての受賞者となりました。
受賞では、氷河の動力学や海・湖との相互作用に関する研究のほか、グリーンランドでの現地コミュニティーとの協働や、国内外での野外実習を含む長年の教育活動なども評価されています。
研究室の中だけでなく、自ら現地へ足を運び続けてきたことも、杉山さんの研究者としての大きな特徴といえそうです。
杉山慎の年齢やプロフィール
杉山慎さんのプロフィールをまとめました。
名前:杉山慎(すぎやま・しん)
生年月日:1969年3月5日
年齢:57歳(2026年9月現在)
出身地:愛知県
専門:雪氷学、氷河・氷床に関する研究
所属:北海道大学低温科学研究所 教授
役職:北海道大学北極域研究センター長
杉山さんは1969年3月5日生まれで、2026年9月現在57歳です。
『情熱大陸』では、夏のグリーンランドで行われた氷河観測にも密着。
自ら現場に入り、氷河の観測に取り組む姿が紹介されます。
また、番組公式サイトでは杉山さんについて、研究は「自分が好きなこと」と「社会の役に立つこと」の両方に支えられているという考え方も紹介されています。
会社員時代から好きだった山登りが、やがて世界の氷河を研究する仕事へ。
杉山さんのこれまでをたどると、自分の興味とこれまで培ってきた経験をつなげながら、現在の研究へ進んできたことが分かりますね。
まとめ
今回は、『情熱大陸』に出演する雪氷学者・杉山慎さんについて、会社員から氷河研究者になったきっかけや経歴、学歴などをまとめました。
杉山さんは大阪大学大学院を修了後、信越化学工業で研究開発に携わりました。
その後、青年海外協力隊としてザンビアで理数科教師を経験し、北海道大学大学院で氷河研究の道へ進んでいます。
その転身のきっかけの一つとなったのが、会社員時代から好きだった山登りでした。
現在は北海道大学低温科学研究所教授・北極域研究センター長を務め、国際雪氷学会の会長としても活動しています。
会社員、青年海外協力隊、そして世界各地の氷河を調査する研究者へ。
一見すると大きく方向が変わっているように見える経験も、振り返ってみると現在の研究につながっているのが興味深いですね。
『情熱大陸』では、夏のグリーンランドで氷河観測に挑む杉山さんに密着します。
なぜ杉山さんがこれほど「現場」にこだわり続けるのか、その研究者としての思いにも注目です。


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