2026年の名古屋アジア大会で注目を集めた、韓国女子短距離のキム・ジュハさん。
100mでは予選で11秒73、翌日の準決勝で11秒68を記録し、2日連続で自己ベストを更新しました。
大会をきっかけに名前を知って、「こんなに速い選手だったの?」「どうしてここまで記録が伸びたの?」と思った人もいるのではないでしょうか。
この記事では、大学時代から現在までの記録の変化、100mと200mの自己ベスト、そして200m韓国記録との差を、確認できた資料をもとに紹介します。
キム・ジュハさんの年齢や身長、大学、結婚などのプロフィールについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。↓↓↓

キムジュハはなぜ速くなった?
最初に結論からお伝えします。
キム・ジュハさんが記録を伸ばした理由を、「これが原因」と一つに断定できる資料は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。
ただ、手がかりがまったくないわけではありません。
2022年の大学時代に受けたインタビューでは、ライバルとなる選手が増えることについて「良い刺激になる」という趣旨で語っています。
周囲の選手と競いながら、自分自身も成長していこうとする姿勢がうかがえます。
そして実際の記録をたどると、当時目標にしていた「12秒の壁」を越え、2026年には100mで11秒台を何度も記録するまでになっています。
練習方法や体づくりについて、本人が語っていないことを想像で書くことはできません。
そこでこの記事では、本人の言葉と実際の記録の変化から、キム・ジュハさんの成長の道のりを追っていきます。
大学時代は「12秒の壁」が目標だった
キム・ジュハさんが陸上競技を本格的に始めたのは、中学生のときです。
2022年、仁荷(インチョ)大学に在学していたころ、韓国大学新聞のインタビューを受けています。
当時、キム・ジュハさんは100mで11秒台に入ることを大きな目標にしていました。
韓国大学新聞の記事では「12秒の壁を破る」という趣旨で紹介され、本文では、ロールモデルとしていたカン・ダスル選手が大学時代に記録した11秒台のタイムに挑戦したいと語っています。
同じインタビューでは、ライバルとなる選手が増えることについて「良い刺激になる」という趣旨の発言もありました。
それから数年がたち、現在の100m公認自己ベストは11秒68です。
大学時代には「12秒の壁」を越えることを目指していた選手が、今では11秒台の中でどこまでタイムを縮められるかというところまで成長しています。
わたくしはこの記録の変化を知って、目指しているラインがまるごと一段上に移ったのだと感じました。
キムジュハの100m自己ベストは11秒68
2026年の100mの記録を、時系列で見てみましょう。
5月には11秒66をマークしました。
ただし、このレースは追い風が+2.1m/sだったため、追い風参考記録の扱いです。
6月には11秒76で走り、韓国陸上競技連盟から「個人最高記録」として紹介されました。この時点では、2026年の韓国女子100mで最も速い記録でもありました。
そして9月の名古屋アジア大会です。
9月24日の予選で11秒73を記録し、自己ベストを更新。
翌25日の準決勝では11秒68までタイムを縮め、2日連続で自己ベストを更新しました。
6月の11秒76から比べると、9月には0秒08自己ベストを縮めたことになります。
100mでの0秒08は数字だけを見ると小さく感じますが、トップレベルの短距離でタイムを縮め続けるのは簡単ではありません。
大きな国際大会で2日続けて自己ベストを更新したことからも、キム・ジュハさんの成長が記録に表れています。
11秒66の方が速いのになぜ自己ベストではない?
記録を並べると、ここが少し気になりますよね。
11秒66は11秒68より速いのに、なぜ自己ベストではないのでしょうか。
理由は「風」です。
陸上の100mでは、後ろから吹く追い風が強いほど記録が出やすくなります。
そのため、公認記録として認められる追い風は+2.0m/sまでと決められています。
キム・ジュハさんが5月に11秒66を出したレースでは、追い風が+2.1m/sでした。
上限をわずか0.1m/s超えていたため、公認の自己ベストにはならない「追い風参考記録」となったのです。
そのため、現在の100m公認自己ベストは、名古屋アジア大会の準決勝で記録した11秒68です。
キムジュハは200mでも速い!韓国歴代4位
キム・ジュハさんは100mだけの選手ではありません。
200mでも韓国トップクラスの記録を持っています。
2025年5月には200mで23秒99をマーク。
それまでの大会記録24秒00を更新し、韓国陸上競技連盟によると、当時の韓国歴代6位にあたる記録でした。
2026年にはさらに記録を伸ばし、自己ベストは23秒85に。
韓国陸上競技連盟によると、このタイムは韓国歴代4位です。
また、2026年6月7日の大会でも23秒92(追い風+1.4m/s)を記録しています。
100mと200mのどちらが得意かを決めつける必要はありませんが、両方の種目で韓国トップクラスの記録を出している選手であることが分かります。
目標は200m韓国新記録
200mの韓国記録は、キム・ハナさんが2009年に記録した23秒69です。
キム・ジュハさんの自己ベスト23秒85との差は、わずか0秒16。
韓国陸上競技連盟の記事によると、キム・ジュハさん本人も200mの韓国新記録を目標に掲げています。
2009年から続いている韓国記録まで、あと0秒16。
100mだけでなく、200mでどこまでタイムを縮めていくのかも注目したいところです。
アジア大会で2日連続自己ベスト更新
あらためて、名古屋アジア大会の100mを振り返ってみましょう。
9月24日の予選では11秒73を記録し、それまでの自己ベスト11秒76を更新しました。
翌25日の準決勝では11秒68を記録し、さらに自己ベストを更新。
準決勝は2組6位となり、決勝進出はなりませんでした。
それでも、大きな国際大会で2日続けて自己ベストを出したという事実は変わりません。
少なくともタイムの面では、予選で更新したばかりの自己ベストを、翌日の準決勝でさらに0秒05縮めたことになります。
今回のアジア大会は、キム・ジュハさんが現在も記録を伸ばしていることを示す大会になったといえそうです。
まとめ
今回は、韓国女子短距離のキム・ジュハさんがなぜ速くなったのか、大学時代から現在までの記録をたどりました。
キム・ジュハさんが記録を伸ばした理由を一つに断定することはできません。
ただ、大学時代には「12秒の壁」を越えることを目標にしていた選手が、現在は100mで11秒68まで自己ベストを縮めています。
名古屋アジア大会では11秒73、11秒68と2日連続で自己ベストを更新しました。
なお、2026年5月には11秒66を出していますが、追い風+2.1m/sだったため追い風参考記録となっています。
さらに200mでは、自己ベスト23秒85が韓国歴代4位。
韓国記録23秒69との差は0秒16で、本人も200mの韓国新記録を目標に掲げています。
今回のアジア大会でキム・ジュハさんを知った人も多いかもしれません。
しかし記録をたどってみると、大学時代からタイムを縮め、現在も自己ベストを更新し続けている選手であることが分かります。
100mで11秒台をどこまで縮めるのか、そして200mで韓国記録23秒69に届くのか。
これからのキム・ジュハさんの走りにも注目していきたいですね。


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