2026年8月13日(木)23:06放送予定のテレビ東京「カンブリア宮殿」に、東洋製罐グループホールディングスの会長・大塚一男さんがゲスト出演します。
「氷結のデコボコした缶、誰が作ったんだろう?」と思ったこと、ありませんか? 実はあの缶を開発したのが、番組で”伝説の技術者”と紹介される大塚一男さんなんです。缶のシェア約40%、PETボトル約30%で国内トップ、昨年の売上高は過去最高の9,600億円超——知られざる”巨大黒子企業”を率いる人物の経歴や学歴、そして缶に隠された宇宙工学の秘密を、放送前にまとめました。
※本記事は放送前の公開情報をもとに作成しています。番組放送後、新たな情報が判明した場合は追記・更新予定です。

Wikiプロフィールと基本情報
まずは大塚一男さんの基本プロフィールを表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 大塚 一男(おおつか いちお) |
| 生年月日 | 1959年11月24日 |
| 年齢 | 66歳(2026年8月時点) |
| 出身地 | 秋田県秋田市 |
| 最終学歴 | 慶應義塾大学 工学部 機械工学科(1983年卒) |
| 現職 | 東洋製罐グループホールディングス 取締役会長 |
ちなみに、ネットで「大塚一男」と検索すると声優の大塚明夫さんが出てくることがありますが、まったくの別人ですのでご注意ください。
出身地は秋田県秋田市
大塚さんは秋田県秋田市のご出身です。秋田魁新報のインタビュー(2024年2月)でも「秋田市出身」として紹介されており、地元メディアにも登場されています。
出身大学は慶應義塾大学|出身高校は非公表
慶應義塾大学 工学部 機械工学科(1983年卒)
大塚さんは慶應義塾大学の工学部機械工学科を1983年に卒業しています。機械工学を学んだバックグラウンドが、のちの「氷結」ダイヤカット缶の開発に直結していくわけですから、大学での学びがそのままキャリアの武器になった好例ですよね。
ちなみに慶應の工学部は現在「理工学部」に改組されていますが、大塚さんが在籍されていた当時は「工学部」という名称でした。
出身高校は非公表
出身高校については、日経新聞、日刊工業新聞、東洋製罐グループ公式サイトなど主要メディアをすべて確認しましたが、どこにも記載がありませんでした。秋田県秋田市のご出身であることから地元の高校に通われていた可能性は高いですが、現時点では公表されていません。新たな情報がわかり次第、追記しますね。
技術者から会長へ!経歴を時系列でたどる
大塚さんのキャリアは、40年以上にわたる”生え抜き”の歩みです。創業家出身ではなく、技術者として入社し、現場からトップまで上り詰めたという点が大きな特徴ですね。
1983年:東洋製罐に入社——「ゆりかごから墓場まで」の教え
慶應を卒業した大塚さんは、1983年に東洋製罐に入社します。若手技術者として製品設計を担当していた頃、先輩方から口酸っぱく言われたのが「ゆりかごから墓場まで(from the cradle to the grave)」という言葉だったそうです。自分たちが作った容器がどう生まれ、使われ、捨てられ、再生するのか——その全プロセスに責任を持てという教えですね。
大塚さんは公式インタビューでこの言葉を真っ先に挙げており、技術者としての原点となった考え方だと語っています。
2005年〜2012年:広島工場長、そして海外へ
2005年には広島工場長に就任。製造現場のトップを経験した後、2006年にはベトナムの関連会社「Asia Packaging Industries Vietnam」の副社長として海外事業にも携わります。さらに2011年には海外事業部長、2012年にはタイの「Next Can Innovation」取締役社長を務めるなど、国内外の現場を幅広く経験されています。
2013年〜2018年:執行役員から社長、そしてグループHD社長へ
2013年に執行役員、2015年に常務執行役員、2016年に取締役専務執行役員を経て、同年に東洋製罐の社長に就任。当時56歳でした。そして2018年には東洋製罐グループホールディングスの代表取締役社長に就任し、グループ全体の舵取りを担うことになります。
2025年:取締役会長に就任
2025年には取締役会長に就任し、後任の社長には中村琢司さんが就かれています。現在はグループサステナビリティ委員長も兼務されており、環境問題への取り組みをグループ全体で推進する役割を担っています。
氷結のデコボコ缶に宇宙工学!? 開発の背景
ここからが、この記事で一番お伝えしたいパートです。

アルミダイヤカット缶の仕組み
キリンの缶チューハイ「氷結」を手に取ると、表面にダイヤモンド状の凹凸がありますよね。あれは単なるデザインではなく、「アルミダイヤカット缶」と呼ばれる技術的な工夫なんです。
開缶時に缶の内圧が変化することで凹凸が浮き出る構造になっていて、グリップ性(持ちやすさ)、冷涼感の演出、光の反射による視覚的なインパクトなど、機能面とデザイン面の両方を兼ね備えています。そしてこの缶の開発をリードしたのが、当時技術者だった大塚一男さんです。
原点は東京大学・三浦公亮名誉教授の「PCCPシェル」
この凹凸構造には、実は宇宙工学のルーツがあります。東京大学の三浦公亮名誉教授が1969年に提唱した「PCCPシェル(部分円錐殻パネル)」という折り構造の理論がベースになっているんです。三浦教授といえば「ミウラ折り」で知られる方で、人工衛星の太陽電池パネルを小さく折りたたんで宇宙で展開する技術を生み出した研究者です。
この三角形格子状の折り構造を缶に応用することで、強度を保ちながら材料を約30%削減することに成功。スチール缶で実証された後、1996年にアルミ缶としての生産がスタートしました。宇宙工学の知見が、私たちが日常的に手にする缶チューハイに活かされているというのは、驚きですよね。

2002年:第26回木下賞(研究開発部門)を受賞
この技術は業界でも高く評価され、2002年に日本包装技術協会の第26回木下賞(研究開発部門)を受賞しています。もちろん大塚さん一人の功績ではなく開発チーム全体の成果ですが、番組の紹介文でも”伝説の技術者”と呼ばれているとおり、中心的な役割を果たされた方です。

缶だけじゃない!氷結もサトウのごはんも手がける黒子企業の実力
東洋製罐グループホールディングスは1917年創立で、関連企業93社を擁する巨大グループです。「名前は知らないけど製品は毎日使っている」——まさに”黒子企業”という表現がぴったりですよね。
主な国内シェアを見ると、缶が約40%で国内1位、PETボトルが約30%で国内1位、PETキャップが約60%、紙カップも約60%と、容器分野で圧倒的な存在感を持っています。ガラスびんも約30%で国内2位です。
身近な製品でいえば、「サトウのごはん」の容器、「じゃがりこ」のカップ、「おーいお茶」のPETボトル、マヨネーズやケチャップの容器なども東洋製罐グループが手がけています。金属、プラスチック、紙、ガラスと素材を問わず「容器」を総合的にカバーしているのが、このグループの強みです。

また、1969年には世界初のアルミ箔レトルトパウチを開発。常温での流通・保存を可能にし、加圧加熱殺菌技術と組み合わせることで賞味期限の大幅な延長を実現しました。いまや当たり前に使われているレトルト食品の裏に、東洋製罐の技術があったんですね。

「イノベーションは容器から始まる」——医療・ドローンへの挑戦
大塚さんは公式インタビューで、「お客様との会話の中で『イノベーションは容器から始まる』という言葉をよく耳にする」と語っています。どんなに良い製品でも、パッケージが一体になっていなければ届かないし広がらない——そんな信念のもと、容器技術を異分野にまで広げているのが現在の東洋製罐グループです。
注目すべきは医療分野への展開です。再生医療用の閉鎖系細胞培養バッグ「WELLBAG(ウェルバッグ)」は、容器の無菌技術を応用した製品で、京都大学医学部附属病院でのiPS細胞関連の医師主導治験にも使用されています。さらに「CELLSOLUT(セルソリュート)」という閉鎖系スフェロイド培養バッグも開発しており、缶やPETボトルで培った技術が人の命を救う分野にまで広がっています。

もうひとつユニークなのが、ドローン用遠隔型スプレー缶噴射装置「SABOT-3 Block2」です。屋根補修、防錆作業、鳥害対策やクマよけスプレーなど、人が近づきにくい場所での作業を想定した製品で、2023年にはグッドデザイン賞も受賞しています。

大塚さんはまた、「自分たちの技術やアイデアに自信を持って『Inside Out(内側から外へ)』の考え方で世の中に出していくことで達成感が生まれる」とも語っており、従業員一人ひとりが主体的にイノベーションを起こせる風土づくりを重視されています。
家族構成や結婚については非公表
大塚一男さんの家族構成(妻、子ども、両親、兄弟姉妹)については、公式プロフィールや大手メディアの報道を確認しましたが、いずれも公表されていません。
創業家出身ではなく、純粋に技術者として入社し、実力でトップまで上り詰めた”生え抜き”の経営者であることは確かです。プライベートを大切にされている方なのかもしれませんね。新たな情報がわかり次第、追記します。
世間の反応やSNSの声
放送前の現時点(2026年8月12日)では、X(旧Twitter)上に一般視聴者の感想はまだ出ていません。確認できるのは、カンブリア宮殿の公式Xアカウント(@cambrian_palace)による放送告知と、東洋製罐グループHDが8月7日に公開したニュースリリースの情報が中心です。
番組予告では「氷結の凹凸缶の開発秘話」や「容器技術の医療応用」「世界初・日本初を連発してきた驚きの歴史」が紹介されるとのこと。放送後、SNSでどんな反応が出るのか注目ですね。
※放送後に追記予定
カンブリア宮殿の放送情報
最後に、番組の放送情報をまとめておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 日経スペシャル「カンブリア宮殿」 |
| サブタイトル | その「容器」の裏に技術あり “世界初”を連発!黒子企業の秘密 |
| 放送日時 | 2026年8月13日(木)23:06〜23:55 |
| 放送局 | テレビ東京系列 |
| MC | 金原ひとみ、ヒャダイン |
| ゲスト | 東洋製罐グループホールディングス 会長 大塚一男 |
| 見逃し配信 | TVer、日経CNBC、テレ東BIZ、U-NEXT |
2026年4月から新MCの金原ひとみさん・ヒャダインさん体制にリニューアルされたカンブリア宮殿。20年間MCを務めた村上龍さん・小池栄子さんから世代交代した新体制での放送となります。

まとめ
大塚一男さんは、1983年に東洋製罐に技術者として入社し、広島工場長やベトナム・タイでの海外事業を経験しながら、40年以上かけて取締役会長まで上り詰めた”生え抜き”の経営者です。
その原点には、宇宙工学の理論を応用した「氷結」のアルミダイヤカット缶の開発があり、先輩から受け継いだ「ゆりかごから墓場まで」の精神が、いまも容器技術を医療やドローンといった新分野へ広げる挑戦の原動力になっています。
2026年8月13日のカンブリア宮殿では、番組でどんなエピソードが語られるのか楽しみですね。放送後に新たな情報があれば追記していきますので、ぜひまたチェックしてみてください。


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