2026年10月27日(火)、スーパー「アキダイ」の秋葉弘道(あきば・ひろみち)社長が国会に出席したことが話題になりました。
秋葉社長といえば、野菜の値上がりや物価高のニュースで、テレビによく登場するスーパーの社長です。
そんな秋葉社長が、なぜ国会に呼ばれたのでしょうか。
また、食料品の消費税減税について、うれしい一方で不安もあるという複雑な思いを語ったことも注目されています。
実は、秋葉社長は普段のエプロン姿で国会に行きたかったそうです。
この記事では、秋葉社長が国会に出席した理由や発言内容、消費税減税への考え、エプロン姿にこだわった理由についてまとめました。
消費税「7%下がった喜びは1カ月持たぬ」アキダイ社長、国会で意見 https://t.co/GM6uJDnpdg 東京都内でスーパーを複数店舗経営するアキダイの秋葉弘道社長が27日、衆院財務金融委員会に参考人として出席した。
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) October 27, 2026
アキダイ秋葉社長はなぜ国会に呼ばれた?
消費税減税の議論で参考人として出席
2026年10月27日、秋葉弘道社長は衆議院の財務金融委員会に参考人として出席しました。
国会では、食料品にかかる消費税を現在の8%から1%に引き下げる法案について議論が行われています。
秋葉社長が招かれたのは、食品を販売するスーパーの現場から、消費税減税について意見を聞くためです。
10月27日のフジテレビの報道では、秋葉社長がスーパーから国会へ向かう様子も紹介されました。
秋葉社長は車の中で、広い意味でスーパー業界全体の声として国会に届けたいという思いを語っていました。
スーパーには毎日、さまざまなお客さんが買い物に訪れます。
秋葉社長は、物価高に苦しむ消費者の様子を、日々の営業を通じて感じているのでしょう。
今回は、そうした現場の実情を国会に伝えるために招かれたということですね。
なお、秋葉社長が具体的にどのような人選の経緯で参考人に選ばれたのかは、確認できていません。
国会の参考人とは?政治家になったわけではない
「スーパーの社長が国会に出席した」と聞くと、政治家になったのかと驚く人もいるかもしれません。
しかし、今回の秋葉社長は国会議員になったわけではありません。
国会では、法律案などを審議するときに、専門家や現場経験のある人を参考人として招き、意見を聞くことがあります。
衆議院規則第85条の2にも、委員会が審査や調査のために参考人の出席を求め、意見を聞くことができると定められています。
参考人は国会議員とは異なり、委員会から求められたテーマについて、自分の知識や経験をもとに意見を述べる立場です。
秋葉社長の場合は、スーパーの経営者として、消費税減税が消費者や小売店にどのような影響を与えるのかを伝えるために出席しました。
秋葉社長は国会で何を話した?
10月27日のフジテレビの報道では、秋葉社長が国会で意見を述べる様子が紹介されました。
特に印象的だったのは、物価高に苦しむ消費者の実態と、消費税減税に伴うスーパー側の負担についての発言です。
特売日に並ぶ客が約100人から約200人に増加
秋葉社長は、物価高によってお客さんの買い物の仕方が変わってきたことを説明しました。
その一例が、スーパーの特売日に開店前から並ぶ人の数です。
以前は約100人だったのに対し、現在は約200人が並ぶようになったというのです。
| 項目 | 以前 | 現在 |
|---|---|---|
| 特売日の開店前に並ぶ客 | 約100人 | 約200人 |
※秋葉社長が国会で紹介した店舗の状況です。
秋葉社長は、収入が増えない中でも生活を守らなければならないという消費者の思いを感じていると語っていました。
食品の価格が上がる一方で、毎日の食事を買わないわけにはいきません。
少しでも安い日に買い物をしたい。
そんな消費者の切実な思いが、開店前の行列にも表れているのでしょう。
消費税変更で値札やPOPの作り直しが負担に
秋葉社長は、消費税率の引き下げ自体はうれしいとしながらも、スーパー側の負担について不安を語りました。
その一つが、商品の値札やPOPの変更です。
スーパーでは、商品ごとに税込価格を表示した値札や、特売品などを紹介するPOPを使用しています。
消費税率が変更されれば、そうした価格表示にも対応が必要になります。
秋葉社長によると、すべてを作り直すには1〜2週間ほどかかるとのこと。
さらに、10店舗分の価格表示を変更することによる人件費の負担についても説明していました。
消費者にとってはうれしい減税でも、スーパー側には準備のための時間や費用が必要になるということですね。
なお、現在、スーパーなどの事業者には、原則として消費税込みの価格を表示する「総額表示義務」があります。
一方、政府の減税案では、価格表示の変更に伴う負担を考慮した特例も予定されています。
そのため、減税が実施された場合に、すべての値札を必ず作り直さなければならないと決まっているわけではありません。
実際にどこまで店舗側の負担が軽減されるのかは、制度の詳細を確認する必要があります。
2年後の税率と食品価格の上昇にも不安
秋葉社長が懸念していたのは、値札の変更だけではありません。
今回の消費税減税は、2年間の時限的な措置として予定されています。
政府案では、減税期間終了後、原則として税率を8%に戻すことが想定されています。
秋葉社長は、2年後に異常気象などの影響で食品価格がさらに上昇していたらどうなるのかという不安も語っていました。
食品価格が上がれば、食卓に並ぶおかずの数が減ってしまうかもしれません。
スーパーの経営者として、消費者の買い物だけでなく、その先にある家庭の食卓まで心配していることが伝わってきます。
秋葉社長はなぜ減税を「ありがたいけど安心ではない」と語った?
食料品の消費税は8%から1%になる予定
今回の消費税減税法案では、食料品の税率を2027年4月1日から2年間、現在の8%から1%に引き下げることが予定されています。
内容を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在の食料品の消費税率 | 8% |
| 引き下げ後の税率 | 1% |
| 減税幅 | 7ポイント |
| 開始予定 | 2027年4月1日 |
| 実施期間 | 2年間 |
| 期間終了後 | 原則8%に戻す方針 |
※2026年10月27日時点で法案は審議中です。
例えば、税抜き1,000円の食料品を購入する場合、消費税8%なら支払額は1,080円です。
一方、消費税1%なら1,010円になります。
税抜き価格が変わらなければ、70円の負担軽減になる計算です。
日々の買い物でこうした負担が軽くなることは、家計にとってありがたいことですよね。
しかし、秋葉社長は減税だけで安心できるわけではないと考えているようです。
減税はありがたいが、将来の生活への不安は残る
秋葉社長は国会で、食品を売る立場として消費税減税は非常にうれしい一方、不安もあると語りました。
政府案では減税期間が2年間とされていることを踏まえると、将来の税率や物価上昇への不安を語ったものと考えられます。
秋葉社長の発言と制度の内容を整理すると、次のようになります。
| ありがたいこと | 不安が残ること |
|---|---|
| 食料品の消費税が下がる | 減税期間は2年間 |
| 消費者の買い物負担が軽くなる | 期間終了後に税率が戻る可能性 |
| 食品を販売する側にもうれしい | 異常気象などで食品価格が上がる可能性 |
秋葉社長は、減税そのものを否定しているわけではありません。
むしろ、減税を歓迎する気持ちと、それだけでは生活の安心につながらないという不安の両方を語っていました。
テレビでは、安心して暮らせる日本であってほしいという思いも紹介されていました。
単に税率を下げるだけでなく、その後も安心して食料品を買える生活を願っていることがうかがえます。
秋葉社長はなぜエプロン姿で国会に行きたかった?
普段のエプロン姿で庶民の声を伝えたかった
今回のニュースで、もう一つ印象的だったのが秋葉社長の服装です。
10月27日のフジテレビの取材では、国会に向かう前の秋葉社長の様子も紹介されました。
秋葉社長は、普段スーパーで着用しているエプロン姿で国会に出席したかったそうです。
その理由について、秋葉社長は次のように語っていました。
「純粋に庶民の言葉を伝えに行きたい」
また、普段と変わらない気持ちで話したいという思いも明かしていました。
しかし、エプロン姿での出席は認められなかったとのこと。
実際には、正午ごろにスーパーを出発し、黒いジャケット姿で国会に向かいました。
いつものエプロンを着て、消費者に近い立場から意見を届けたかったのでしょうね。
国会には服装の決まりがある?
ところで、国会には服装についての決まりがあるのでしょうか。
衆議院規則第211条では、議員が議院の品位を重んじることが定められています。
また、第213条には、議場に入る際の帽子や外とうなどの着用・携帯を原則として禁止する規定があります。
国会議員については、上着やネクタイを着用する慣例もあります。
ただし、今回の秋葉社長は国会議員ではなく、参考人として委員会に出席しています。
調べた範囲では、参考人がエプロンを着用することを明確に禁止する規定は確認できませんでした。
そのため、秋葉社長がエプロン姿で出席できなかった具体的な理由は分かっていません。
国会の服装に関する慣例や、出席時の案内などが関係していた可能性もありますが、断定はできません。
それでも、普段のエプロン姿で庶民の声を届けたいという秋葉社長の思いは、印象的なエピソードですね。
アキダイ秋葉弘道社長は何者?
秋葉弘道さんは、東京都練馬区に本拠地を置く株式会社アキダイの代表取締役です。
アキダイは1992年に創業した、青果などの生鮮食品を扱うスーパーです。
現在は、ロピアなどを展開するOICグループの一員となっています。
秋葉社長は、野菜の価格や食品の値上がりに関するニュースで、テレビに登場することも多い人物です。
特に、野菜の価格が高騰した際には、店頭の状況や仕入れ価格の変化などについてコメントしています。
今回の国会出席でも、スーパーの現場で日々感じている消費者の変化を伝えました。
また、国会出席に先立つテレビ取材では、スーパーの常連客からも期待の声が寄せられていました。
消費者に近い立場の人が国会で意見を述べてくれることを心強く感じる人や、物価高の実態を率直に伝えてほしいと願う人がいたようです。
秋葉社長が日頃から消費者に近い場所で仕事をしていることが、今回の国会出席にもつながっているのかもしれませんね。
まとめ
2026年10月27日、スーパー「アキダイ」の秋葉弘道社長が、衆議院の財務金融委員会に参考人として出席しました。
国会に呼ばれたのは、食料品の消費税減税について、スーパーの現場から意見を聞くためです。
秋葉社長は、特売日に並ぶお客さんが以前の約100人から約200人に増えたことなどを紹介し、物価高に苦しむ消費者の実態を伝えました。
また、消費税減税を歓迎する一方で、値札やPOPの変更に伴う負担、将来の税率や食品価格の上昇などへの不安も語りました。
そして、普段のエプロン姿で国会に出席し、庶民の声を届けたいという思いも明かしていました。
今回の発言で印象的だったのは、目先の減税だけでなく、その先の暮らしにも目を向けていたことです。
スーパーの経営者だからこそ感じる消費者の変化や、食品を販売する現場の負担。
秋葉社長の国会出席は、そうした身近な生活の実態を国会に伝える機会になったのではないでしょうか。

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