秋本美空はなぜミドル?本来のポジションはOH!高校時代の経験や起用理由を調査

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2026年9月16日、愛知・名古屋アジア競技大会の女子バレーボール・ネパール戦で、秋本美空選手がミドルブロッカーとして先発出場しました。

日本はセットカウント3-0でストレート勝ち。秋本選手はチーム最多の17得点を記録しています。

ただ、秋本選手といえば、JVA(日本バレーボール協会)の2026年度代表登録ではOH(アウトサイドヒッター)の選手です。

OHとは、主にコートの左右からスパイクを打ち、サーブレシーブにも参加することが多いポジション。

そのため試合を見て、「あれ?秋本美空ってミドルだったっけ?」「なぜ真ん中にいるの?」と思った方もいるのではないでしょうか。

調べてみると、今回のミドル起用には秋本選手の高校時代の経験と、アクバシュ監督率いる日本代表が準備してきた新しい攻撃システムが関係していました。

この記事では、秋本美空選手がなぜミドルで起用されたのか、本来のポジションや高校時代の経験、さらに「MB1」と呼ばれる新しい役割について、バレーボールに詳しくない方にも分かりやすく紹介します。

秋本美空はなぜミドル?起用理由は新しい攻撃システム

ネパール戦後、秋本美空選手本人がTBSの取材で、今回ミドルとして起用された経緯を明かしています。

秋本選手によると、スタッフが高校時代の動画を確認。

そのうえで、チームに新しい形が必要なのではないかという話になり、「4人攻撃する人が入れるMB1」という役割を提案されたそうです。

実は、この起用は試合当日に突然決まったものではありません。

女子日本代表は9月4日から鹿児島県薩摩川内市で合宿を実施。

月刊バレーボールの合宿リポートでは、前衛の両サイドにアタッカーを置き、中央に秋本選手が入る形を練習していたことが紹介されています。

アクバシュ監督も、秋本選手を従来型のミドルブロッカーとして置くのではなく、「4人のアタッカー+1人のミドルブロッカー」というシステムの中で異なる役割を担わせることを試していると説明しています。

つまり、「ミドルの選手が足りないから急きょ秋本選手が入った」というわけではなく、試合前からチームとして準備してきた新しい攻撃の形だったということですね。

秋本美空の本来のポジションはOH

あらためて確認すると、秋本美空選手の2026年度日本代表での登録ポジションはOH(アウトサイドヒッター)です。

OHは、主にコートの左右から攻撃する選手。

スパイクで得点を狙うだけでなく、相手のサーブを受けるサーブレシーブにも参加することが多く、攻撃と守備の両方に関わるポジションです。

秋本選手は2025-26シーズンにレンタル移籍したドイツのドレスナーSCでも、OHとして登録されていました。

一方、日本代表ではOP(オポジット)として起用された経験もあります。

OPとは、セッターの対角に入るポジションで、攻撃を重視した役割を担うことが多い選手です。

2026年5月に行われた日本代表の紅白戦「ミズノマッチ」では、秋本選手はOHとOPの両方でプレー。

本人も、両方のポジションができることが自分の良さだという趣旨の話をしています。

そして今回、そこに新たにMB(ミドルブロッカー)的な役割が加わったことになります。

秋本美空は高校時代にもミドルを経験していた

今回の起用を理解するうえで重要なのが、秋本選手にとってミドルがまったく未知のポジションではなかったことです。

秋本選手は東京・共栄学園高校の出身。

2023年の春高バレーの選手名鑑では、秋本選手のポジションとして、

OH(アウトサイドヒッター)
MB(ミドルブロッカー)
OP(オポジット)
S(セッター)

の4つが記載されていました。

高校時代から複数のポジションを経験していたことが分かります。

当時の月刊バレーボールの記事では、共栄学園の中村文哉監督が秋本選手について、身長が高いだけでなく器用な面もあると評価。

185cmの身長を生かしたスパイクやブロック、ジャンプサーブに加え、サーブレシーブやセッターとしてのトスアップにも取り組んでいたことが紹介されています。

ただし、高校卒業後もずっとミドルとしてプレーしていたわけではありません。

ネパール戦後、秋本選手本人は、

「高校の時はやってたんですけど、それ以降は初めてです」

と話しています。

つまり、高校卒業後はミドルとしてプレーしておらず、今回が久しぶりのミドル起用となりました。

スタッフが高校時代の映像を確認して今回の役割を提案したという経緯を考えると、高校時代の経験が思わぬ形で日本代表の戦術につながったことになります。

「MB1」とは?普通のミドルブロッカーとは違う?

秋本選手が試合後に使った「MB1」という言葉。

バレーボールに詳しくない方にとっては、「そもそもMBって何?」というところから気になりますよね。

MBはミドルブロッカーの略。

一般的なチーム編成ではミドルブロッカーを2人置き、前衛ではネット中央付近で速い攻撃(クイック攻撃)や、相手のスパイクを止めるブロックを担います。

後衛に回ると、守備を専門とするリベロと交代することが多いポジションです。

今回、秋本選手は自身の役割について「4人攻撃する人が入れるMB1」という言葉で説明しています。

アクバシュ監督も合宿時に「4人のアタッカー+1人のミドルブロッカー」というシステムについて言及していました。

一般的なミドル起用とは異なる役割を秋本選手に与える、新しいシステムを試していることが分かります。

ただし、「MB1」が具体的にどのような動きをするのかについて、監督や秋本選手本人が細部まで説明した情報は、現時点では確認できていません。

そのため、「秋本選手がミドルブロッカーへ完全転向した」というわけではなく、今回の代表チームで試されている新しい起用法として見るのがよさそうです。

今後の試合を重ねることで、その狙いや役割がさらに見えてくるかもしれません。

ミドル起用初戦でチーム最多17得点

2026年9月16日のネパール戦で、秋本美空選手はミドルブロッカーとして先発。

日本は3-0(25-8、25-12、25-11)でストレート勝ちし、秋本選手はチーム最多の17得点を挙げました。

新しい役割で迎えた初戦から数字でも結果を残したことになります。

試合後、秋本選手は、提案を受けた当初は高校生だったからこそ攻撃が決まっていたのではないかという不安もあったものの、実際の試合で得点できたことで安心したという趣旨の話をしています。

一方で、ブロックについては課題も感じているようです。

秋本選手は、中央でのブロックはサイドより難しさがあると説明。

ネパール戦では相手のトスがそれほど速くなかったため機能する部分があったものの、今後はトスの速いチームを相手にしてもブロックが機能するよう練習したいと語っています。

17得点という結果だけを見ると、いきなり新しいポジションに適応したようにも見えます。

しかし本人の言葉からは、まだ新しい役割への挑戦が始まったばかりであることもうかがえますね。

秋本美空はOH・OP・MBをこなす選手

ここまで見てくると、秋本美空選手がこれまでさまざまなポジションを経験してきたことが分かります。

高校時代にはOH、MB、OP、さらにセッターまで経験。

その後はOHを中心にプレーし、日本代表ではOPとして起用されたこともあります。

そして2026年のアジア競技大会では、「MB1」と呼ばれる新しい役割にも挑戦しています。

整理すると、

高校時代:OH・MB・OP・セッター

高校卒業後:主にOH、代表ではOPの経験も

2026年アジア競技大会:MB1として起用

という流れです。

一つのポジションだけでなく、これまで経験してきたさまざまな役割が、今回の新しい挑戦にもつながっているのかもしれません。

ただ、現時点で秋本選手が正式にミドルへ転向したわけではありません。

今後、日本代表でどのようなポジションを任されるのかにも注目したいところです。

まとめ

今回は、秋本美空選手がなぜミドルブロッカーとして起用されたのかについて紹介しました。

秋本選手の2026年度日本代表での登録ポジションはOH(アウトサイドヒッター)です。

しかし高校時代には、OHだけでなくMB(ミドルブロッカー)、OP(オポジット)、セッターなど複数のポジションを経験していました。

今回、代表スタッフがその高校時代の映像を確認。

秋本選手に「4人攻撃する人が入れるMB1」という新しい役割を提案したという流れです。

アクバシュ監督も試合前の合宿で「4人のアタッカー+1人のミドルブロッカー」というシステムについて説明しており、チームとして準備してきた戦術的な試みだったことが分かります。

9月16日のネパール戦では、新しい役割で先発し、チーム最多の17得点を記録。

一方で、秋本選手本人はブロック面の難しさについても語っており、まだ新しい挑戦は始まったばかりです。

今回の起用はミドルへの完全転向というより、秋本選手がこれまで経験してきた複数のポジションを生かした、日本代表の新しい試みと見るのが現時点ではよさそうです。

次戦は9月18日のインドネシア戦。

同じ「MB1」の形が続くのか、それとも別のポジションで起用されるのか。

秋本美空選手のプレーとともに、日本代表がこの新しいシステムをどう使っていくのかにも注目です。

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